バーチャルコンソール (Virtual Console)



バーチャルコンソール (Virtual Console)とは任天堂の据置き型ゲーム機であるWiiを対象とする、かつて発売されていた一部のコンピュータゲームのダウンロードを提供するサービスである。利用するには、Wii本体をインターネットに接続する必要がある。

任天堂の米国法人・Nintendo of Americaによると、全世界で470万タイトル以上がダウンロードされ、1時間あたり1000タイトルがダウンロードされている計算になると2007年6月1日に発表した[1]。




概要
Wiiのハードウェアにはゲームキューブ以外に他のハードウェア及びソフトウェアの互換性を持っていないため、エミュレータを用いて仮想的(バーチャル)にゲーム機(コンソール)を再現することによりプレイを可能としている。任天堂の据え置きゲーム機で“ゲームソフトを配信する”というシステムは、スーパーファミコンの周辺機器であるサテラビューがあった。

2007年現在、配信及び配信予定のデータはファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、NINTENDO64、メガドライブ、PCエンジン、MSX、NEOGEO用ソフトの一部である。通常のダウンロードは有料だが、一部ソフトは景品などとして無料提供される見込みである。現在は国内ゲーム製作会社28社がバーチャルコンソールのソフト供給に参入している。更に、同システムを応用して、完全な新作も配信される予定。パッケージソフトでは実現できない、純粋な面白さを追求した小粒なタイトルを、比較的安価で提供する構想が発表されている。

メガドライブ、PCエンジン用ソフトの配信については、それぞれのハードに深く関わったメーカーであるセガ並びにハドソンとの提携により実現した。MSXについては多くのMSXゲームをネット上で配信するプロジェクトEGGやi-revoを行っているD4エンタープライズが参入を表明したことにより可能となっている。NEOGEOについては、かつてNEOGEOを販売し、その後倒産してしまった会社SNKの版権を受け継いだSNKプレイモアが参入したことにより可能となった。

バーチャルコンソールのソフトは当時のソフトを忠実に再現したものであり、内容の変更は勿論、読み込み時間の変更等も基本的にはされていない。(画面が激しく点滅するような演出等には、若干の手直しが加えられている。例:リンクの冒険のミス画面、SFCゼルダの伝説のエーテル等)また、システムに影響が及ぶ恐れがあるものを除いたバグ等もそのまま再現されており、当時やることの出来た裏技も使用することができる。ただし、裏技によってはシステムをフリーズさせてしまうものもあるので注意が必要。なお、一部のゲームタイトル(主にNINTENDO64用ソフト)では、実機では起こらなかったフリーズや音飛びなどが確認されている。

NINTENDO64用のソフトの中には「振動パック対応」という表示が含まれている場合があるが、振動機能には対応していない。また「コントローラパック対応」の表示が含まれている場合があるが、これも対応していない。


配信タイトル
バーチャルコンソールで配信されているタイトルについては、Category:バーチャルコンソール対応ソフト、バーチャルコンソールのゲームタイトル一覧、または任天堂ホームページ内にあるバーチャルコンソール タイトルラインナップを参照。


購入方法
Wii本体をインターネットに接続し、「Wiiショッピングチャンネル」を実行し案内に従って購入したいソフトを選択し、ダウンロードする。ダウンロード中はマリオ、またはルイージが登場し、拾ったコイン数でダウンロードの進行状況が分かるようになっている(1コイン拾う=1%ダウンロード完了、つまり100コイン拾うとダウンロード完了となる)。なお、ダウンロード画面は6種類のパターンが用意されている。


課金方法
バーチャルコンソールの有料ソフト購入の支払いには、Wiiポイントを使用する。Wiiポイントの購入・追加方法についてはWiiポイントを参照。

使用Wiiポイント(料金体系)(機種ごとに固定されている訳ではなく、ソフトによって上下することもある)
ファミリーコンピュータ用ソフト : 500〜600 ポイント(円)
スーパーファミコン用ソフト : 800〜1,000 ポイント(円)
NINTENDO64用ソフト : 1,000〜1,200 ポイント(円)
メガドライブ用ソフト : 600〜700 ポイント(円)
PCエンジン用ソフト : 600 ポイント(円)
MSX用ソフト : 800 ポイント(円)
NEOGEO用ソフト : 未発表
備考
一度購入手続きを行いダウンロードしたソフトは、削除しても無料で再ダウンロードすることができる。
NEOGEOのソフトは2007年夏に配信が開始される予定である。
現在の製作会社一社のみのハードは、NINTENDO64は任天堂、メガドライブはセガ、MSXはD4エンタープライズの3つである。
バーチャルコンソールの価格は「高い」と指摘されることもある。これは、多くのソフトは中古ショップで上記の価格よりも安く売られている事が理由だとされる(ただし、プレミアが付いて高く取引されているソフトもあるので、一概に高いとは言い切れない)。但し、当時の販売価格を考えれば、遥かに安価で提供されていることは言うまでもない。

保存先
ダウンロードしたソフトはWii本体内蔵フラッシュメモリに保存される。なお、ダウンロードしたソフトはSDメモリーカードにバックアップすることができるが、バックアップしたソフトを他のWii本体で使用することはできない。現時点では、購入したソフトおよびWiiショッピングチャンネルのアカウントは、他のWii本体に移行させることはできない(故障した本体の修理・交換対応の場合を除く)。ただし、ユーザーの任意で別の本体に移行できるシステムは現在検討中である。


コントローラ

コントローラ対応表
Wiiリモコン クラシックコントローラ ゲームキューブコントローラ
ファミリーコンピュータ ○ ○ ○
スーパーファミコン × ○ ▲
NINTENDO64 × ○ ○
メガドライブ ▲ ○ ○
PCエンジン ▲ ○ ○
MSX 未発表
NEOGEO 未発表

【記号の意味】

○:対応

×:非対応

▲:対応。ただし、ボタンの位置の関係でそのコントローラでは操作のしづらいソフトがある。


ボタン対応表
ファミリーコンピュータ
Wiiリモコン クラシックコントローラ ゲームキューブのコントローラ
十字ボタン 十字ボタン 十字ボタン 十字ボタン・コントロールスティック
A 2 A A
B 1 B B
Start + + START/PAUSE
Select - - Z

スーパーファミコン
クラシックコントローラ ゲームキューブのコントローラ
十字ボタン 十字ボタン・Lスティック 十字ボタン・コントロールスティック
A A A
B B B
X X X
Y Y Y
L L L
R R R
Start + START/PAUSE
Select - Z

NINTENDO64
各々のソフトにより異なる

メガドライブ
Wiiリモコン クラシックコントローラ ゲームキューブのコントローラ
十字ボタン 十字ボタン 十字ボタン 十字ボタン
A A Y B
B 1 B A
C 2 A X
Start + + START/PAUSE

PCエンジン
Wiiリモコン クラシックコントローラ ゲームキューブのコントローラ
十字ボタン 十字ボタン 十字ボタン 十字ボタン
I 2 A A
II 1 B B
Run + + START/PAUSE
Select - - Z

MSX
未発表

NEOGEO
未発表


中断機能
プレイ中にWiiリモコンのHOMEボタンを押し、メニューから「Wiiメニューにもどる」を選択するとバーチャルコンソールのゲームを終了してWiiメニュー画面に戻るが、この際にプレイ中の状況が保存され、次回そのソフトを起動した時には中断した時点から再スタートすることができる。

バッテリバックアップによるセーブ機能がなかった初期ファミコンソフトなど、長時間プレイしても電源を切ると最初からやりなおしになってしまうゲームも、この中断機能によって最初からプレイしなくても済むようになる。

ただし、中断データは各ゲームにつきひとつだけ保持可能で、かつ次回起動時にはかならず中断した状態から再スタートし、読み込まれた時点でデータは削除されるため、いわゆるセーブデータのように任意の状態から再スタートすることはできない。

また、中断機能の使用可否をユーザ側で制御することはできず、HOMEボタンを押してWiiメニューに戻る際にはかならず保存されるため、二回目以降の起動時にはゲームタイトル画面以外の画面で復帰されることが頻繁に起こる。 この、旧来のゲーム機のイメージからは違和感のある状況を回避するためには、HOMEメニューから「リセット」を選択してゲームタイトル画面に戻ってから終了する、あるいは開始後すぐにリセットする等の操作が必要となる (PCエンジンのゲームはRUN+SELECTのソフトリセットも有効) 。

再スタート時もとくに中断時の状況を復帰した旨の表示や確認待ちがおこなわれないため、アクションゲーム等をプレイ中に中断すると、再スタート時に突然ゲームが再開されてミスするケースがある。 中断前にポーズしておくなど、ユーザ側での対策が必要となる。

なお、NINTENDO64のソフトは中断機能に対応していない。


取扱説明書
プレイ中にWiiリモコンのHOMEボタンを押し、メニューから「説明書」を選択することで、画面上でそのソフトの取扱説明書を確認できる。

なお、ファミコン・スーパーファミコン・NINTENDO64の配信済み及び配信開始間近のタイトル(自社タイトル・サードパーティタイトル問わず)については、任天堂Wii紹介サイトの「バーチャルコンソール タイトルラインナップ」から行ける紹介ページでゲーム説明や操作方法を見ることができる。同様にPCエンジンのタイトルはハドソンの特設サイト、メガドライブのタイトルはセガの特設サイトでゲーム紹介・説明を見ることができる。(リンク先は外部リンクに記載)


関連項目
Category:バーチャルコンソール対応ソフト
バーチャルコンソールのゲームタイトル一覧
Wiiポイント
Wii
Wiiチャンネル

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